県外調査二日目

2012.5.30(水)


世界最高性能の放射光(ビームライン)施設「SPrinng-8」スプリングエイトがあります。放射光とは聞き慣れない言葉ですが、高いエネルギーを持って光に近い速度になった電子の進む軌道が、電磁石の力で曲げられたときに、その接線上に放射される強い光のことで原子や分子の世界をはっきりと見ることのできるとても明るい光です。X線(エックス線)の1億倍の強い光です。この光を使い多種多様なたんぱく質の構造分析が進めば食品、衣料、農薬、科学、エネルギー、環境、農水産、電子、機械など多くの分野での応用が期待されます。このビームライン最大62本、現在54本稼働していてその内兵庫県が独自に2本ラインを持っていて国内産業発展のために寄与しています。施設全体は国の費用で建設し、理化学研究所、播磨研究所の研究センターが所有運営しています。日本の最高レベルの研究が行われていて期待がかかります。

X線自由電子レーザー施設「SACLA]サクラの建物は約700mあります。その内、光を加速させる加速器棟が400m。世界最高レベルの施設です。


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